寒い今日はさすがに誰もいない。僕は思いっきりほたる橋周辺を走り回った。 雪の日はなんか変な感じがするのは、きっと雪のために色んな匂いが消され ているからかな。それで、僕は思いきり僕の匂いを撒き散らしてきたんだ。でも、 雪の上におしっこかけるのって、なんか面白い。くせになりそう。
ほたる橋をかけていく	階段下りは苦手だけど登りは得意だよ
ほたる橋の欄干にはたくさん虫たちがいるよ	虫たちも寒さに震えているよ
そうそう、「ほたる橋」には欄干にかわいい虫たちのモニュメントが載っているよ。 とてもかわいいから皆さんも一度見に来てよ。この近くでは、夏には蛍も見られる んだよ。

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　宿敵タヌキ？の穴を急襲(2004.5.5)
　今年の大型連休，お仕事で最近お疲れぎみのご主人はガーデニングや車庫の屋根修理，
テラスの鉄柱の塗装などで過ごしていたんだ。実は，僕は連休中少々お疲れ気味だった。
ご主人がいつも家にいるので僕も嬉しいけど，おつきあいして遊ぶのに疲れたんだ。
５月５日，５連休の最終日の夕方，近くの林道に連れて行くというので，疲れていた僕も大喜
びで車に乗ったのさ。いつもの林道で僕は早速早駆けで杉林の中を登っていった。すると，
僕を興奮させる異様な臭いが漂ってきた。
　一方，ご主人は車の中で僕を待っていたのだけど，僕の激しく吠える声がしたので，僕が
何かを見つけたと思って僕の姿を探すが「声はするけど姿は見えず」の状態だったらしい。
しかも，僕の吠える声が，急に１００ｍ先にいるように遠くに聞こえたり，２０〜３０ｍぐらい
の近くに聞こえたりするので，おかしいなと思っていたらしい。このとき，僕はなんとタヌキ？
の本拠地を発見していたんだ。

うーん，なにやら臭うな	こら，タヌキ！出てこい

　あんまり僕が戻ってこないので心配して駆けつけてきたご主人はびっくり。僕はその時タヌキ？
の穴に突進してなんとかして相手をやっつけようと奮闘していたんだ。でも，あんまり穴が深い
ので，僕の全身が入ってしまっても敵には届かない。穴の中で吠えていた時の僕の吠え声が，
１００ｍ先で吠えているように聞こえたってわけさ。なんと，穴は２ｍ以上もあって僕はそれ以上
入ることができなかった。
僕が吠えると敵も「ウー」と低い声で応戦する。かれこれ半時間ほどバトルを繰り返したが，とう
とうご主人から引き離されて，今回の対決も引き分けに終わったのだ。次回の対決が楽しみだ。
上の写真はご主人がデジカメを忘れていたので，とっさに携帯で撮った写真だよ。でも，敵の姿
は撮影できなかったので，今日の敵が本当にタヌキだったかは不明だそうだ。ひゃっとすると
アナグマかも。

　正体不明の動物とのバトル(2004.5.25)
　ご主人は明日から２泊３日の出張らしい。旅の準備が整ったご主人はめっきり日が長くなった
夕方の山に僕を連れて行ってくれた。場所は車で５分くらいのいつもの林道さ。ドアが開くなり車
を飛び出した
　僕は，走り回っているうちに，前回のタヌキ？の穴の場所から１００ｍくらい離れたところで，
またまた異様な気配をキャッチした。その場所は竹と雑木が生えた南向きの斜面で，林道からは
１０ｍくらいしか離れていない場所だった。伐採した雑木が積まれている所の隙間から見たこと
もない動物の姿が見えたのだ。

ただ今，未確認臭気物体発見	廃木材の下の隙間から光る二つの目

　最初にとがったあごとつり目がちの鋭い目が見えてきた。僕は必死で吠え立てたが，相手は
穴からなかなか出てこない。うなり声は「ウー，ギー」というような押し殺した声だ。今まで見た
ことがない姿に僕はたじろいだけど，勇気を出して穴に接近したんだ。

こらーお前は誰だ，正体見せろ	敵も挑発に乗って正体を見せた

　僕の吠え声に挑発された敵は，やがて半身を現してきた。黒っぽい艶のある皮膚に，毛は
生えていないようだ。肩付近の皮膚が垂れているのが不気味。歯をむき出したところは鋭い
犬歯があるようで肉食獣かな。このころになるとご主人も駆けつけて僕らのすぐそばで写真
を撮った。

鋭い歯が見えている	顔の形はクマにも似ているが・・・
やがて全身を現してきたが，体は僕よりもちょっと小さくて，猫にしては大きい。耳は猫 のように立っていた。これがわかった限りのデータだ。だれかこの動物の名前を知って いる人はご主人のメール宛てに教えてね。ひょっとしたらオオカミの子どもかな？。とに かく僕はまた出会えることを楽しみにしている。 　後日談だけど，この正体不明の動物の写真をご主人が動物に詳しい人に見せたら， 疥癬症（かいせんしょう）に罹ったタヌキではないかということ。そうだとしたら，僕にも うつっている可能性があるということ。そういえば最近毛が抜けるのが多いような気が して・・・。