小国町ミニツーリング 2005年8月11日(木) |
車検をとったばかりのディバージョンを,久しぶりにツーリングに駆り出すこ とになった。相棒はカワサキゼファー1100のK氏。数日後に予定している四 国への泊付ツーリングの計画の相談も兼ねてのミニツーリングである。 目的地を熊本・小国町の遊水峡と決め,9時半過ぎに多久ICから長崎自動 車道に乗り,鳥栖JTCより大分自動車道に入る。8月11日とあって,旧盆の 休みを利用して故郷に帰省する車で下り車線はやや混み合ってきていた。 |
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大分自動車道山田SAにて最初の休憩をとる |
日田ICで降りて,大分県天瀬町の五馬高原を抜けて熊本県に入る。温泉付きの別荘や牧場の広がる 高原を走り小国町方面に向かう。400CCのヤマハディバージョンで1100CCのゼファーについていくには, ちょっとばかりギアチェンジが忙しい。 遊水峡は杖立川の上流に位置する,案内看板に従って細い道を数百m下ると,駐車場にはすでに何 台も車が停まっていた。キャンプ場も整備され,平日というのに子ども連れでにぎわっていた。ちょうど 12時になっていたので,まず腹ごしらえをすることにした。 |
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バイクを駐車場に止めて,ロッジ風のレストランで昼食をとる |
レストラン前の駐車場から降りると,すぐ下に渓流が流れていた。さっそくブーツ,ソックスを脱いで渓流 に入ってみた。岩肌はつるつるして滑りやすい。用心しながら川の中程まで歩いていく。空気がひんやり として,汗がすーっと引いていく。水着を着た子どもたちが渓流滑りを楽しんでいる。部分的に幼児の背た けほどの深みがあるので用心しなければならないが,ここはまさに真夏の別天地である。 (この日の遊水峡の様子はTouring Movies をクリック) |
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足首が浸る程度の渓流が約1kmにわたって続いている |
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13時半,遊水峡を出て,杖立温泉に向かう。10分も走らないうちに国道212号に出る。その分岐近く に見るからに大きな木が立っている。説明看板によれば,「下城の大イチョウ」といい,幹周り9.5m,樹 高25m,樹齢1000年,熊本県一の巨木で国の天然記念物という。秋の期間はライトアップもされるよう で,黄葉の季節はより一層美しいだろう。巨木の下に立って写真を撮り道路を渡ると,反対側に大きな 滝が見える。この滝は「下城滝」といい,幅が5m,高さは50mあるそうだ。 (遊水峡と大イチョウ,滝の位置関係は,下の案内図参照) |
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大イチョウの下で | 下城の滝 | 国道212線と遊水峡等のスポットの位置図 |
大イチョウの場所から数q国道212号線を下ると 杖立温泉の旅館街に着いた。さて,どこで入浴する か考えたが,ホテルの露天風呂よりも元湯に入ろう と,その場所を案内所のおじさんに訊ねる。 元湯はバイクを置いて歩くこと4,5分の杖立川沿 いにあった。夏の観光シーズンというのに誰も入っ ていない。早速男2人,貸切状態の元湯に入湯。 目の前には杖立川と対岸の山肌が見えている。 杖立川は結構な勢いで流れている。水面からの高 さは数メートルあるが,夏の大雨の時期には,この 元湯は水没すのかも知れない。とにかく,自然の中 で温泉に浸る事ぐらい心身ともに癒される時はめっ たにないものだ。料金は,心ばかりの寄付をと箱が おいてある。こんなこともまた趣を感じる事だった。 |
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杖立川に沿って温泉旅館が立ち並んでいる | |
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杖立温泉の源泉元湯は小屋がけの露天風呂 | 川を眺めながら貸切で満喫 |
温泉でリフレッシュし,午後2時50分杖立温泉街を出発する。今日は明るいうちに帰りつく予定である が,まだ時間があるということで,小国町の道の駅まで戻りおみやげを物色する。ささやかな買い物を 終えて午後4時頃大分県に入り,天瀬町の高原で小休止して持参の小型ムービーでお互いの走行風 景を撮影する。(この時撮影したムービーは,Touring Movies をクリック) その後,日田ICから大分自動車道に乗り,計画通りというか,我々としては珍しく明るいうちに帰着。 今回のツーリングは,3日後に出発する四国へのツーリングの小手調べとしてのお気楽ミニツーリング であったが,遊水峡も杖立温泉元湯もなかなかいいツーリングポイントでリフレッシュできた。 |
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大分県天瀬町の五馬高原付近で小休止 | ムービーからの一コマ |
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